シニア市場マーケティング~思い込みを捨てネットとリアルで攻略...

マーケティング
2013-01-06

ネットマーケティングを楽しく知るには、メールマガジンをどうぞ!^^

マーケティングをする際によく考える「今後増えるもの・減るもの」という未来予測。マーケティングをする上で、この質問に対する答えはとても大切な軸になります。時代のトレンドを掴んでおくことができれば、それに関連する市場がどのように変化するのか、その見極めが可能になるからです。

一般論として、今後仕掛けるに魅力的な市場と言えば、約1500兆円の個人資産の6割を保有すると言われる60歳以上の「シニア市場」でしょう。可処分所得、可処分時間を十分に備えた人々の購買行動特性を押さえることは、ビジネス成功へ向けて不可欠な戦略だと言えます。

2012年9月28日付の日本経済新聞 朝刊3面に、存在感を増すシニアの消費についての記事が掲載されています。記事によれば、コンビニ、ネット通販、スポーツクラブなど、従来は若者が主役だった市場において、その利用者数がシニアに逆転される例が目立ち、日本の60歳以上の個人消費が100兆円を超えたと解説されています。5年以上も前から始まったこのシニア市場の成長傾向が、いよいよ本格化してきた印象です。

かつて、消費財のマーケティングターゲットは、専ら若者と家族が中心でした。しかし、急速に進む少子高齢化や、団塊の世代の定年などを経て、購買層の中心はシニア層へと移行しました。シニア層を狙うビジネスは、ますます活発な動きを見せています。シニア層、ゆとりのある団塊の世代などをターゲットとした「スクールビジネス」も、その典型です。現役時代は仕事で忙しく、やりたいと思っていてもなかなかできなかったことに、いよいよ取り組もうという気持ちの表れのようです。

シニア市場を新たに開拓するためのマーケティングは、若年層向けのそれと同じという訳にはいきません。単純にターゲットを団塊・シニア世代に設定して、看板を掛けかえるのではなく、商品・サービス内容をアレンジし、確実に情報を届ける新しい方法を確立することが、成功のための大切なポイントです。

「シニア層向け」の商品やサービスに関する情報を、「シニア層」に効果的に届けるには、当然のことながら、若年層向けの情報ツールの活用だけでは物足りません。60代のインターネットに対する意識は、若年層のそれと比べれば、まだまだ低いのが実情です。しかしながら、それだけで、「60歳以上の人たち=ネットに弱い」、「シニア=ネットを利用しない」と考えてしまうのは早計です。実は、60代でネットからの情報を重要と考える人の割合は、5年前と比較して10ポイント伸びています。また、利用率を見れば、60代で57%、70代で40%、80代でも20%と、一般的に思われている以上に「利用率は高い」と言えるのではないでしょうか。

また、普及が加速しているスマートフォンにおいても、シニア層の利用率は11%を超え、「操作のし易さ、文字の大きさ、画面の大きさ」などのニーズが満たされるに連れて、その割合は今後ますます増加する方向と思われます。これらのデータから、「今日現在のシニア層」に情報を届けるためには、ネットとリアル(チラシや小冊子、対面による営業)の融合が、他の世代向けのビジネス以上に大切であることがわかります。また、「シニアはネットをやらない」と単純に考えるのではなく、いかに「効果的にネットをビジネスに組み込むのか」を考え、仕組みを確立することが必要なのです。

上述のように、シニア層に向けての情報発信には、ネットとリアルの融合が欠かせませんが、スモールビジネスオーナーにとって使いやすく、適切な方法は、一体どのようなものなのでしょうか。考えてみましょう。

ネットマーケティングにおける一般的な話として、「検索エンジンの検索結果において、上位に表示されるほどクリックされ易くなる」というものがあります。ネットにあまり詳しくない人が検索サイトを使う時ほど、上位表示されたサイトをクリックし易い傾向があり、また、年齢が高い人ほどその傾向が強いため、検索連動型広告(PPC)の訴求効果も、より高くなるとも言われています。検索連動型広告(PPC)は、安価で中小企業でも利用し易いインターネット広告です。もともと、購買目的で「目的のモノを購入できるサイト」を探しているネットユーザーへのPR効果が非常に高い広告ですが、シニア向けビジネスにも適しているというのであれば、試してみる価値はあるでしょう。

また、ホームページでもチラシでも、シニア層向けの配慮が欠かせません。前述のスマートフォンへのニーズでもご紹介しました通り、「文字の大きさ」や「読み易さ」、「使い易さ」がとても重要なポイントになります。若者に人気のある、「新でクールなデザイン」や、漫画(イラスト)による解説」は、“シニア層に関しては”必ずしも大きな効果がある方法ではないのです。ごちゃごちゃと情報を詰め込んだサイトよりも、大きくスペースを取ったシンプルな構成で、リンク表示も「青に下線」という基本を外さないわかり易さで、文字を大きく読み易く、ポイントをしっかりと強調するようにしましょう。また、派手な色使いも好まれません。落ち着いた、大人しいと感じるくらいの色使いで丁度よいのです。

このような商品やマーケティングの最適化のプロセスは、ビジネスに共通の成功のカギであり、シニア対象というだけでなく、顧客層を拡大することにも役立ちます。シニア層の「時間とお金に余裕がある」という特性に合わせてサービスを開発することができれば、それと似た特性を持つ他の層、例えば「若年・富裕層」「専業主婦・富裕層」など、似て非なる新たなマーケットにも応用が利く商品も生まれるでしょう。

また、ネットに慣れ親しんだ50代以下の世代が、定年後のセカンドライフを模索し、準備を開始している今、「シニア=アナログ」と結論付けて無視をしてしまうことは、近い将来にやってくる「ネットに強いシニア世代」相手のビジネスを失ってしまうことにもなりかねません。今と、そして近い将来と、拡大するシニア市場の特性をしっかりと捉えて、マーケティングに活かしたいですね。

無料PDFレポート【月5万円を稼ぐホームページの作り方】

point マーケティング・コラム

マーケティング診断

メールマガジン

mailform

Copyright(c) Personal Business Brains All Rights Reserved.